窓を開ける女性

窓から入ってくる自然の風を感じながら過ごすのは、何ともいえない心地良さがあります。

快適な住まいにとって大切な要素のひとつは風通しです。
リフォームで風通しをよくする場合に押さえておきたいポイントを、風の動き方、風の出入口とその種類などからお伝えします。

風通しのよさには風の出入口が必要

住まいの風通しをリフォームで改善したいという場合、まず理解しておきたいのが風の流れです。風通しのよさには風の出入口が必要で、ひとつの直線上に窓がふたつあると風がまっすぐにスーっと抜けていくので理想的といわれますが、なかなかそのように設計されている住宅はありません。風の出入口と聞いて思い浮かぶのは「窓」。
しかし、窓以外にも同じように風の出入口となるものがあります。
それは「ドア」です。仮に窓がひとつしかない空間、例えばリビングだとしても、ドアを開けておけば窓とドアが出入口となって風が抜けていきます。風通しには窓やドアの大きさももちろん関係していますが、大切なのはその位置関係です。

窓やドアの種類を変えて風通しをよくする

リフォームで窓やドアを後付けすることもできますが、壁を壊すことになるため、住宅の構造や耐震の関係でどこでも好きなところに作れるわけではありませんし、費用も15~40万円程度かかります。たくさんあるリフォームの中でも窓の後付けは難しいといわれていますので、業者選びの際は実績を確認の上、自宅を下見してもらい、工事のリスクをしっかりと説明してくれるなど、対応に信頼がおける業者を選びましょう。
窓やドアの種類を変えることでも風通しをよくすることができます。

例えば、ドアは引き戸から開き戸に変更すれば、開け閉めが楽になり、ドアストッパーが不要になります。人目や音が気にならなければ、扉一枚分を完全に開けきることができるでしょう。

窓は、FIX窓(はめ殺し窓)を開閉可能なものに変えると、風の通り道がひとつ増えますし、オーニング窓を滑り出しや引き出しに変えることでも風通しはよくなります。リフォームの予算にもよりますが、費用を安く抑えることができるのがメリットです。

換気扇を使うのも風通し改善になる

リビングの風景

風の出入口は窓やドアだけではありません。
意外かもしれませんが、通気口もれっきとした風の出入口のひとつです。窓のように外の景色が見えたり、吹き込む風に心地良さを感じたりということはないかもしれませんが、風通しの改善に役立ちます。

平成15年(2003年)に建築法が改正され、シックハウス対策として常時換気の義務が定められましたので、それ以降に建てられた住宅には必ず設置されています。トイレなどの換気扇を24時間回しておくことになりますが、空気の入れ替えができます。
部屋の構造上、どうしても風の出入口がひとつしかないという場合には、リフォームで通気口と換気扇を設けるという選択肢があることも覚えておいてください。

リフォームで住まいの風通しをよくするなら、窓やドアの種類を変えるのが費用を安く抑えるコツです。可能であれば窓を後付けして、風通しだけではなく見晴らしのよさや解放感も手に入れることができます。快適な住まいづくりには、風通しのよさが欠かせません。少しずつリフォームを重ねて、理想の住まいに近づけるというのはいかがでしょうか。


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