持ち家を購入するにあたってはまず、新築物件にするか中古物件にするかを選ぶことになります。中古物件というのは既に誰かが住んだ住宅、または建築年数が2年を超えている物件のことです。
中古というと「古いのでは?」というイメージをもたれがちですが、現在の建物は品質が高く、築年数が経過していても快適に住めるような物件がたくさんあります。ここでは中古物件購入のメリットや、購入前にチェックしておきたいポイントについて解説いたします。
中古住宅のメリット1:安価で購入できる
中古住宅の良さはなんといっても、新築物件に比べて安価で購入できるという点でしょう。
国土交通省の「平成28年度住宅市場動向調査」では、新築一戸建て住宅の購入平均額は3810万円、中古一戸建て住宅の平均額は2693万円と1100万円以上の差がつきました。もちろん、平均額よりかなりお得に購入できる物件はたくさんあるので、低予算でも理想以上の中古物件に出会える可能性は高いといえます。
また、日本の中古住宅は築20年から30年で不動産としての評価がゼロになるため、築年数によっては土地代のみで住居を購入することも可能です。
中古住宅のメリット2:立地にこだわって選べる
新築物件は更地を探す必要があるため、なかなか都合の良い土地が見つからないこともあります。
中古物件は、新築を建てるための更地よりも流通量が多いのが魅力です。
じっくり探せば、駅の近くや学校の近くなど、立地の良い売り物件が出てくる可能性も高いもの。ライフスタイルに合わせて物件選びができれば、購入後にも快適に暮らすことができますね。
中古住宅のメリット3:細部をチェックできる
新築の場合には間取り図やモデルルームを参考にして一から作るため、実際の室内の雰囲気は完成してからでなければ分からないものです。しかし、中古住宅ならば室内の雰囲気を十分にチェックした上で購入することが可能です。
あらかじめ細部をチェックできれば、購入後に「イメージと違う」と悩まされることはありません。
中古住宅を快適に使用するためのポイント
中古住宅を購入した場合は、既に備えつけられた設備を使うことになります。築年数が経過している物件は設備の古さや傷みが目立つこともあるかもしれません。中古住宅を購入するときには、リフォームやリノベーションができるかを確認しておきましょう。
築年数の経った既存の建物の味わいや無骨さを残しつつリフォームやリノベーションを加えれば、愛着のわく空間が完成します。
中古住宅には、新築物件に比べて安価で購入できるといったメリットがあります。築年数が経過していても、リフォームをすれば理想的な住居として長く愛用できますよ。