珪藻土を壁材に使うメリットは？　リフォームポイントを紹介！

自然素材を使いたい人に人気の壁材が珪藻土です。珪藻土の特質を生かすことで、結露がつきにくくなったり空気がきれいになったり、

さまざまな効果が期待できるでしょう。ここでは、珪藻土を壁材にすることで得られるメリットやリフォームのポイントについて解説していきます。

珪藻土とは

珪藻土の珪藻とは、植物プランクトンの一種を指しています。

この植物プランクトンの死骸が海底や湖底などに堆積し、化石化した粘土質の土が珪藻土です。

珪藻土には、無数の小さな穴が開いており耐火性、吸水性、吸着性、消臭性、保湿・調湿性など多くの性質があります。

たとえば、この性質を利用して開発された珪藻土のバスマットは、お風呂上がりの水分をスピーディーに吸収し快適な状態をキープできるとして大変人気です。

吸水性と吸湿性に優れているため壁材に使用することで結露を防ぐ働きも期待できます。

自然素材のためシックハウスやアトピーなどの健康面の心配もなく、小さなお子さんのいる家庭におすすめの壁材と言えるでしょう。

また、DIYでリフォームすることも可能な点も嬉しいポイントです。

珪藻土を壁面に使うメリット・デメリット

珪藻土を壁材に使うメリットやデメリットについて解説していきます。

メリット

珪藻土には、耐火性、吸水性、吸着性、消臭性、保湿・調湿性などの性質があるため、壁材に使うことで多くのメリットが存在します。

たとえば、調湿性により季節を問わず快適な湿度をキープすることが可能です。

さらに遮音性も高いため、ぐっすり眠りたい寝室やくつろぎたいリビングにおすすめ。

化学物質を使用していないためシックハウス症候群を防ぐこともでき安心でしょう。

デメリット

珪藻土のデメリットとしては、メンテナンスに手間がかかることがあげられます。

地震に弱いためヒビが入りやすく、画びょうを指すと壁面がくずれてしまうなど、通常の壁材よりも強度が低めです。

吸水性が高いためソースやしょうゆなどの液体がついてしまうと、中まで汚れがしみ込みきれいにすることは難しいでしょう。

そのため、キッチン回りの壁材にはあまりおすすめできません。

珪藻土のリフォームのポイント

珪藻土のリフォームポイントは、種類の選び方です。

ひと口に珪藻土と言っても、珪藻土が含まれている割合や粒の大きさ、色などが異なります。

珪藻土の含有量は、低いもので10％の商品もありますが、含有量が低いと珪藻土の特性を十分に生かすことができません。

そのため、珪藻土の含有量は最低でも50％以上がおすすめです。

珪藻土の粒の大きさは、仕上がり具合に大きく影響します。

粒の小さな珪藻土の場合は、さらりとした質感になり、粒が大きいとザラっとした手触りの壁になるでしょう。

珪藻土は、顔料によって色を付けることができます。

インテリアとのバランスを考えて、色のサンプルを見ながら選ぶようにしましょう。

安全性が気になる人は、天然無機顔料が使用されている珪藻土がおすすめです。