ベランダ、バルコニー、テラスって何が違うの?

「ベランダ」「バルコニー」「テラス」の違いをしっかり理解しているでしょうか。

「呼び方が違うだけで、どれも同じものを指してるんじゃないの?」と思っている方も多いと思いますが、この3つは似て非なるもの。厳密には定義が違うのです。

自分がイメージしているものが実は別物だったなどということがないように、ここでしっかりそれぞれの定義を覚えておきましょう。正確に認識していることで、リフォームをする際にも、誤解を生むことなく、自分が望むものを設置できるようになりますよ。

ベランダとは

ベランダとは、建物からせり出し、人が歩けるスペースを持った空間のことで、なおかつ、屋根や庇などがついている場所のことを指します。

「屋根や庇がついている」というのが、ベランダの大きな特徴です。屋根がついていることから、洗濯物を干すのに最も適していると言えるでしょう。落下防止など安全面の理由から、手すりや柵がついているものがほとんどですが、それらの有無はベランダの定義には関係しません。そのため、日本家屋の縁側も、ベランダに分類されます。
「ベランダは家の外にせり出していて、屋根がついたもの」と覚えるようにしておくといいでしょう。

バルコニーとは

ベランダとよく似た、バルコニー。建物からせり出した空間、という点ではベランダと同じですが、大きな違いは、屋根や庇がついていないという点です。

また、手すりがついていることや、二階以上の場所に設置されているという条件も、ベランダと異なります。よくマンションなどで、上階のバルコニーの裏側が、屋根のような役割を担っていることがありますが、この場合は「ルーフバルコニー」と呼ばれ、ベランダと区別されています。
ベランダにするには、そのための屋根や庇を設けることが必要です。ほかの何かが結果的に屋根のようになっているだけの場合は、バルコニーに分類されます。「バルコニーは屋根がついておらず、二階以上の場所にあるもの」と覚えておくようにしましょう。

テラスとは

ベランダ、バルコニー、テラスって何が違うの?

テラスという言葉は、ラテン語で「土、盛り土」を意味する言葉を語源としています。
「土、盛り土」という言葉が由来になっていることからもわかるように、テラスは地面に接した場所にある必要があります。

テラスとは、建物の一階部分からせり出した空間で、屋根がない場所のことです。リビングからつながっているウッドデッキなどもテラスに分類されます。

テラスは「一階部分にあるバルコニー」と覚えるようにするといいでしょう。

ベランダ、バルコニー、テラス、多くの方がその正確な意味を知らずに使っているのではないでしょうか。微妙な違いではありますが、家をリフォームするのであれば、それぞれの意味をしっかり把握しておきたいところです。
「屋根のあるベランダを作りたかったのに、バルコニーと言っちゃって、屋根がつかなかった」ということがないように、ここで紹介したそれぞれの定義をしっかり覚えておきましょう。


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