雨戸というと、「古い日本家屋についているもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、最近は雨戸にもいろいろな種類のものが販売されており、洋風の住宅にも似合うものが多数存在しています。
シャッタータイプのものなどもあり、防犯性を高めたり、防寒効果を得られたりなど、多くのメリットがあります。
ここでは、リフォームで取り入れたい、雨戸の種類やメリットなどをご紹介します。
雨戸の種類
雨戸にはいくつの種類があります。
【引き戸タイプ】
古い日本家屋などで用いられているタイプです。雨戸と言われてまっさきにイメージするのがこのタイプなのではないでしょうか。
大きな戸袋があり、そこへ戸板をしまい、そこから戸板を引き出すことで開閉するタイプになります。戸袋のためのスペースが必要だったり、開閉が面倒だったりという理由から最近は数が減りつつあります。
【折り戸タイプ】
外側に向かって両開きできるタイプの雨戸です。洋風住宅に似合うタイプになります。おしゃれな雰囲気を作りやすいですので、見栄えのいいおしゃれな住宅にしたいという方は検討してみはいかがでしょうか。
【シャッタータイプ】
現在人気がもっとも高いのが、シャッタータイプの雨戸になります。上げ下げしたり、左右に引いたりして開閉します。蛇腹式になっているので大きな戸袋を必要とせず、また、電動式のものもあり開閉作業も容易になっています。
雨戸のメリット
雨戸はもともと、雨風をしのぐために取り付けられていたものでした。しかし、雨戸の持つ役割というのは雨風をしのぐということだけではありません。 雨戸を取り付けることで得られるメリットは、ほかにもたくさんあるのです。
【防犯になる】
シャッタータイプの雨戸はアルミ、スチールなどといった頑丈な金属素材で作られています。また、施錠することもできるので、窓ガラスと雨戸の二重構造で鍵をかけられるのです。
【防寒になる】
雨戸がない状態であれば、窓とカーテンの二重構造で寒さをしのぐことになります。しかし、雨戸があることで三重構造となり、外の冷たい空気が部屋の中へ入ってくるのを、より防ぎやすくなります。
【防犯性を保ったまま通風できる】
シャッタータイプの中には、通風孔を持ったものがあり、窓に鍵をかけたまま外の自然の風を部屋の中に取り入れることができます。夏の夜に窓を開けたまま寝るのは不安ですが、雨戸があることで安心して眠ることができるでしょう。
前述の通り、シャッタータイプの雨戸には電動で開閉ができるものがあります。お年寄りや小さなお子様で簡単に開閉できるのでより使いやすくなっていると言えるでしょう。
リフォームをしようと考えている方は、雨戸の導入について検討してみはいかがでしょうか。
