マイホームが欲しくても、「新築住宅は高額だから手が出せない」と諦めかけている方も多いかもしれません。
そのような方におすすめなのが、中古戸建て住宅を購入しリノベーションするという方法です。
中古戸建てであれば新築戸建て住宅よりも安く、リノベーションをすることで新築のような外観や設備を持たせることが可能です。
ここでは、中古戸建て住宅をリノベーションすることのメリットや、購入する際の注意点についてご紹介します。
中古戸建てをリノベーションすることのメリット
新築住宅ではなく、中古戸建て住宅を購入してリノベーションすることには、以下のようなメリットがあります。
・購入費用が安い
「平成28年度住宅市場動向調査」では、新築住宅（建売住宅）の平均価格は3810万円で、中古戸建て住宅は2693万円。平均価格に1100万円以上の差があります。価格はそれぞれの住宅によって差がありますが、平均1100万円以内でリノベーションすれば、安い値段で新築並みの住宅を手に入れられるということでうす。
・より自分好みの住宅にできる
注文住宅であれば自分好みの住宅を作ることができますが、その分費用が高くなります。建売であれば少し値段は安くなりますが、自分の理想通りの物件を探すのが大変です。費用が安い中古戸建て住宅をリノベーションするのであれば、当然間取りや導入する設備などを自分で決めることができ、より安い値段で自分の理想を実現しやすくなります。
中古戸建て住宅をリノベーションすることの注意点
新築住宅を購入するよりも、安い値段で自分の理想を実現できる中古戸建て住宅のリノベーションですが、同時に気を付けておきたいポイントがあります。
中古戸建て住宅をリノベーションすることの注意点をご紹介します。
・築年数が古い物件はコストがかかる
当然、リノベーションをするのにはそのための費用がかかります。物件の築年数が古く、耐震基準が現在のものと適合していなかったり、設備や構造躯体が想像以上に劣化していたりすると、その補強や交換をしなくてはいけません。その費用が大きくなることで、新築住宅を購入するのと同じくらいの費用がかかることがあるので、物件選びの際は築年数に注意しましょう。
・入居まで時間がかかることがある
建売の新築住宅であれば、購入すればすぐに引っ越し、入居ができます。しかし、中古戸建て住宅を購入してリノベーションするであれば、当然、リノベーションを行う期間は入居することができません。リノベーションの場合、設計から引き渡しまで4～6か月ほどかかりますので、そのことを念頭に置いてプラン設計をするようにしましょう。
・リノベーションに向いていない構造がある
リノベーションに向いていない構造、というものがあるので注意しましょう。向いていないものには、2×4工法、鉄筋コンクリート造の住宅です。
反対にリノベーションしやすい構造は、木造軸組工法、プレハブ工法です。リノベーションを予定している際は、業者の方に相談して、リノベーションしやすい構造の住宅を選ぶようにしましょう。
中古戸建て住宅を購入してリノベーションすることで、より安い費用で理想通りのマイホームを手に入れられるようになります。マイホームが欲しいけど、新築は費用が高くて手が出せないとお考えの方は、ここで紹介した注意点などを参考にして、中古戸建住宅の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
