近年では、中古マンションを購入して理想の住まいにリノベーションする人が増えています。
マンションリノベーションは、自分好みの空間が手軽に作れるのが魅力。
しかし、中にはリノベーションに不向きなマンションもあるので、リノベーションをしたいときには注意深く物件を選ぶ必要があります。
この記事では、中古マンションリノベーションに向いている物件の選び方について紹介します。
購入前にマンションの構造を把握する
壁を取り払う大掛かりなリノベーションを考えているのなら、マンションの構造をきちんと把握しておく必要があります。ラーメン構造と呼ばれる梁と柱で建物を支えるタイプのマンションならば、壁を取り払っても問題はありません。
しかし、壁で建物全体を支えている壁式構造のマンションは、リノベーションをするときに制限がかかってしまいます。また、壁を取り払うことができても室内中央に配管があるなどの理由で広々とした部屋が作れないこともあります。
リノベーションをする前には配管位置や柱の位置などもチェックしておきましょう。
リノベーションに最適な築年数とは？
リノベーションをするのなら、新築物件や築浅の物件は極力避けましょう。
新築や築浅の物件は価格設定が高い上、購入後に資産価値がかなり下がってしまうこともあり、リノベーションをするにはリスクが高いのです。築年数が15年から20年程度経過したマンションならば、物件の価格も安定しておりリスクも少ないといえるでしょう。
未リフォームマンションを探してみる
リノベーションをするための物件を少しでも安く購入しようと思うのなら、未リフォーム物件を探すのもひとつの方法です。多くの物件は、前住人が退去したあとであってもスムーズに売れるよう、リフォームやリノベーションをした上で売り出されます。
しかし、まれにリフォームやリノベーションを加える前のマンションが売りに出されることもあるのです。こういった物件を選べば価格を安くおさえることができる上に、比較的自由にリノベーションできるようになります。
マンション購入前に規約を確認しておく
リノベーションOKのマンションであっても、壁をなくしたり床を張り替えたりすることを規約で禁止しているケースもあるので注意が必要です。
マンションの管理規約を確認しておかないと、せっかく中古マンションを購入したのに理想のリノベーションが叶えられないこともあります。
また、マンション周辺が綺麗で住みやすいかどうかなど、マンションの管理状況についてもあわせてチェックしておきましょう。
