排水管メンテナンスの方法とリフォームのタイミング

水まわりのメンテナンスというと、キッチンや浴槽、洗面台など見える部分にばかり注目しがちですが、排水管など見えない部分のメンテナンスも忘れてはいけません。

日ごろから心がけておきたい排水管メンテナンスの方法と、排水管をリフォームする時期の目安などをご紹介します。

排水管のメンテナンスはなぜ必要?

排水管とは、建物や庭などの汚水や雨水を流して、下水道へと合流させるための配管のことを言います。キッチンや洗面所、お風呂、洗濯機などで使った水は、排水溝から排水管を通って下水道へと流すことで排水しているのです。

排水管は、普段目にすることはありませんが、どの家にでも必ずあるものです。排水管は定期的に清掃やメンテナンスをしなければ、汚れが溜まって悪臭や詰まりなどを起こすことがあります。また、経年で錆びたり、穴が空いたりして、水もれを起こすことも……。下水道の配管のメンテナンスは水道局が行いますが、家庭の敷地内の排水管のメンテナンスは、各家庭で行う必要があります。

マンションなど集合住宅の場合は、管理会社や大家さんが定期的に清掃やメンテナンスの業者を手配してくれるケースも多いですが、戸建住宅にお住まいの方は特に、排水管メンテナンスの必要性を理解しておくことが大切です。

排水管メンテナンスって何をすればいいの?

排水管のメンテナンスと言われても、何をすれば良いのかピンと来ないという方が多いかもしれません。具体的には、以下のようなことを行ってください。

・日常での小まめなメンテナンス

まずは日ごろから、排水管の詰まりや汚れの原因になるようなものを流さない使い方を心がけるのが大切です。特に油は汚れの原因になるため、少量の油でも排水管にそのまま流すようなことは避けましょう。 あわせて、1~2週間に一度は、ぬるま湯に重曹を溶かしたものか、市販のパイプ用溶剤をぬるま湯で薄めたものを流して、排水管にゴミや汚れが溜まらないようにしてください。

・5年ごとに業者による点検とメンテナンス

日常的なメンテナンスを心がけていても、年月が経てば排水管の流れが悪くなってくることも多いです。流れが悪くなってきたなと感じたら、業者に点検および高圧洗浄などを依頼するようにしましょう。特に変化を感じない場合でも、5年を目安に業者に点検や清掃を依頼することをお勧めします。

排水管のリフォームのタイミング

排水管メンテナンスの方法とリフォームのタイミング

定期的に排水管メンテナンスを行っていても、金属の配管に水を流し続けているのですから、時間とともに劣化することは避けられません。
家を建ててからある程度の年月が経ったら、リフォームで排水管を取り替えることを検討しましょう。

一般的に、家庭内に配管される排水管の寿命は約20年が目安とされています。新築から15~20年ほど経過した家では、リフォームを視野に入れて清掃やメンテナンスの業者に相談してみると良いでしょう。

一般家庭で必要な排水管メンテナンスについて、定期的にやるべきことやリフォームを検討すべきタイミングなどをご紹介しました。普段は目にすることがない部分なので見落としがちですが、メンテナンスやリフォームの必要性を正しく理解しておきましょう。


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