2世帯住宅に人気のミニキッチン。キッチンは「衣食住」の「食」に不可欠なものなので、2階や3階の部屋へ設置することで、生活利便性が格段に上がります。
ミニキッチンがあると具体的にどんなメリットがあるのでしょうか? 今回は、ミニキッチンのメリットについて紹介いたします。
ミニキッチンとは
ミニキッチンとは、小規模のコンロとシンクがセットになった補助的なキッチンを指します。一般的に間口90~150㎝でサイズ展開されており、「コンパクトキッチン」「ハーフキッチン」とも呼ばれています。
価格は10万円台から販売されていますが、換気扇やミニ冷蔵庫がセットになったものなど、バラエティに富んでいます。
ミニキッチンは、もともとワンルームのアパートに設置することの多い設備ですが、最近では2世帯住宅のセカンドキッチンとしても人気を集めています。
ミニキッチンを設置するメリットは?
2世帯住宅では、親世代と子世代との就寝時間が異なるから、親世代が寝静まってからキッチンを使うことが起きがちです。
親世代は音が気になり寝付けなかったり、子世代は音を出さないように気を使ったりして、思うようにキッチンが使えないという不便さがおきます。
また、例えば2階にキッチンがあり1階が親世帯の生活空間である場合、お茶を飲むために湯を取りに行ったり、コップを洗いに行ったりするたびに、階段を行き来するのは高齢者にとって負担になります。
そんな毎日の生活の中のちょっとしたストレスを改善してくれるのが、ミニキッチンです。ミニキッチンがあれば、自分達の嗜好に合わせた飲み物や食べ物を、気兼ねなくミニキッチンにストックしておき、食べたい時や飲みたい時に、すぐに手にすることができます。
また、ミニキッチンでは簡単な食事を作ることもできます。どちらかの世代へ来客がある時、自分達だけで食事を用意して食べることもできますし、好きなものを作って自分達だけで食べたい時にも重宝します。
食生活は日々の生活で大きな意味を持っています。親世代子世代が気を使うことなく、楽に生活するためにミニキッチンは大きな役割を果たすことができると言えるでしょう。
ミニキッチンはリフォームで比較的簡単に設置することも可能です。
2世帯住宅で暮らすなかで、普段から少し生活のしづらさを感じているようでしたら、ミニキッチンの設置を考えてみるのも良いのではないでしょうか?
親世代子世代ともに、心にゆとりを持てるようになれるかもしれません。